2013.11.21 更新

簡単!指2本で体をすっきりさせるリンパマッサージ


実は、現代社会で生きるかなりの人が、体の「むくみ」を抱えています。特に子供や若いときは、新陳代謝が活発に行われ老廃物の排出もスムーズなのですが、年齢を重ねるにつれて余分な物質を体内に溜め込みやすくなり、結果、足や顔がむくんで太って見えたり、疲れを感じるようになってしまうのです。
老廃物を溜めたまま、つまりむくんだままの状態にしておくと、むくみがむくみを呼び、足が太くなってしまったり、頬やあごがたるんだままになってしまいます。
そして脂肪細胞は老廃物と付着しやすいので、セルライトに悩むきっかけにもなってしまいます。
体の老廃物を取り除くのに、大きな役割を果たしているのは「血液循環」「リンパ系」の2つですが、ここでは近年「リンパマッサージ」などで注目されているリンパ系に注目してみたいと思います。

リンパ系は、体中を毛細血管のようにはり巡っています。リンパは、私達の体内にある、余分な水分や毒素、疲労物質などを実はリンパ液は自分で動く力はとても弱く、人が運動などで筋肉を動かすとやっと動いてくれるような、元々が滞りやすいものなのです。
ですので、長時間同じ姿勢でいる人がむくみやすいのは、当然の事と言えるでしょう。
体のむくみを取る、つまりリンパの流れを良くするには、運動やマッサージが不可欠です。
さて、リンパの流れには、ところどころ「リンパ節」という中継地点があり、多くのリンパ液が集められています。この「リンパ節」のある場所をマッサージすることで、リンパの流れを助けてあげることが出来ます。
リンパ節は、顔なら耳のつけ根、足ならひざの裏など、体中に数多くありますが、ここでは私も含め「とっても面倒くさがりな人」向けに、一番大切なリンパ節の場所をお伝えします。
老廃物を含んだリンパは、静脈に流れ込んで最終地点を迎えます。(その後老廃物は、腎臓や肝臓などの臓器で処理されます)そのリンパと静脈とが出会う大切な部分、ほとんどのリンパ液の最終的な出口が、体の中では鎖骨の上にあるのです。この部分のリンパ節を「鎖骨リンパ節」と言います。

プロのマッサージを受けると分かるのですが、心臓や、リンパ節などの老廃物の出口、集められる場所付近からマッサージを始めてくれます。「出口が滞っていれば、その後の流れが続いて出て行かない」という仕組みなのです。いくら他の部分をマッサージしても、出口が滞っていては、老廃物が溜まる一方です。まずは出口をキレイにしておくことが重要なのです。
鎖骨リンパ節の場所は、左側の鎖骨の上の窪んだところにあります。疲れている人は、ここに指が入りにくかったり、痛く感じる事があるかもしれません。
この窪みを、優しいタッチで、手前から奥に向かってゆっくりと撫でてあげましょう。
指は1本よりも、2本揃えて鎖骨に沿ってなぞるように指を滑らせると、やりやすいはずです。
時間が無くても、立っていても座っていても、いつでも出来るお手軽マッサージです。
1.腋の下のリンパ節(腋窩リンパ節)
二の腕を痩せたい人に非常にお勧めです。腋の下に、リンパ節があります。ここをもみほぐしておきましょう。二の腕が太かったり、ぶよぶよとむくんでいる人は、このリンパ節を押すと「ごりごり」という感触がし、「老廃物が溜まっている」という感触が得られるはずです。この「ごりごり」を、けっして強くなく、気持ちのよい程度に優しくマッサージしてあげましょう。

2.足のつけね(そ径リンパ節)
足のつけね、パンツをはいた時に出来る、太ももとの境目のラインに、リンパ節があります。ここも軽く押してみると、「ごりごり」という感触が得られます。ここを優しくもみほぐすことで、足のむくみを解消するのに役立ちます。


余談ではありますが、上記のリンパ節は、体内にはいったウィルスなど有害な物質が、全身に回らないように、食い止めようと戦ってくれる場所でもあります。
そのため、風邪を引くと間接が痛くなるとよく聞きますが、腋の下と足のつけ根が、高温と痛みを持つことに気が付くでしょう。その部分を冷やしてあげると、風邪で辛い時も気持ちよく眠ることができてお勧めですよ。

よく健康のための「ツボ押し」の方法がネットや本で知ることができますが、ツボというのは非常にピンポイントなため、素人には「どこがツボなのか」探しにくく、なかなか覚えにくいのが難点です。それに比べて、リンパ節のほうが比較的見つけやすく、覚えやすい位置にあるります。素人でも簡単にマッサージできるのがメリットです。
ポイントは、リンパ液を流しているリンパ管はとても繊細なため、決して力を入れすぎず、優しいタッチを心がけること。老廃物の流れを良くすることで、太りにくい体質になったり、顔色が良くなったり、色々な効果が期待できるのでお勧めです。

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