
2020.01.19 更新
理解のある女性とは「空気を読める女性」のことではない
彼にとって理解のある彼女とは、彼の言うことをなんでも「いいよ、いいよ」と肯定する女性のことでもなければ、空気を読める女性のことでもありません。
彼に対して、ダメなものはダメときちんと言える女性のことです。
飲み屋さんの例でなんですが・・・
飲み屋さんの例でなんですが、女性がいる飲み屋さんにやってくる男性は、広い意味で「いい女性」との出会いを求めてやってきます。
この「いい女性」の「いい」の解釈をどうするかによって、そのお店が繁盛したりしなかったりするそうです。
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たとえば、男性客が営業時間を過ぎてもダラダラと飲み続けているケース。
こういうときに、きちんと「営業時間が過ぎているから、今日はもう帰りましょうね」と言える女性だと、お客さんは、その女性のことを「いい女」だと思うのだそうです。
一般的に言って、営業時間を超えて延長営業をするのは、はたらいている女性にとって最大の苦痛であり、どうじにお客さんを逃してしまうことでもあるのだそうです。
つまりお客さんを「ちゃんと教育する」ことができるお店(女性)に対して、お客さんは安心感を覚え、信頼を寄せ、足しげく通うようになる……こういうことなだそうです。
その理由とは?
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彼が言うことをなんでも「いいよ、いいよ」と言っているようでは、彼にとって「いい女」とは言えないし、彼に対して理解のある女性とも言えないのでしょう。
なぜなら――あくまでも私見ですが――男という生き物は女性に比べて不安定な生き物だからです。
昔から「母なる大地」とは言うけれど「父なる大地」とは言わないですよね。
古今東西、女性は大地のようにしっかりとしているけれど、男はふらふらしている……こういうことになっているのでしょう。だからこその「フーテンの寅さん」なのでしょう。
彼に理解のある女だと思われたいのなら・・・
彼に理解のある女だと思われたくて、彼の言っていることを「いいよ、いいよ」と言い続けるとか、彼の言動の空気を読みつつ彼に気遣っているうちは、本当の意味で彼にとってのよき理解者ではない、ということです。
どんなに立派そうに見える男子であっても、どんなにしっかりしていそうに見える男子であっても、男って、どこかしら「抜けて」いるし、ふらついているものです。
そこが「どこなのか」を、彼女として見極めて、ダメなものはダメと言う。
営業時間が終わっているのにダラダラと飲み続けているお客に対して「ダメ」と言うのとおなじように、ちゃんとダメと諭してあげる。
これが、真に理解のある「いい彼女」の条件ではないでしょうか。
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もっとも、お店だって、営業時間が終わっても店に居座り続けるお客に「ダメ」とストレートに言えないことのほうが多く、たいていの場合は、静かに(でも客に見えるように)片づけをしながら、客が帰るのを待っていたりもするそうですが、でも「どうダメと言うか」、それを知った女性は、本当にたくさんのお客さんから愛されているとのことです。
それはなにも試行錯誤の末、「ダメ」をべつの言葉に置き換えたということではなく、単純に男は愛しい人からダメと叱ってもらいたがっているということだろうと思います。(ひとみしょう/ライター)
(ハウコレ編集部)