
2015.10.31
気を付けて!DVの被害者にならないために覚えておきたい4つのこと
こんにちは、ライターの矢沢ゆうです。
男女トラブルでよく耳にする、ドメスティック・バイオレンス。
元々、家庭内暴力という意味で使われていたDVという言葉ですが、最近では現在形、過去形関係なく恋人間でも使われるようになりました。
DVの定義が幅広くなったためか、警視庁の調査によると、2014年で把握したDV被害件数は5万9072件と過去最多記録を更新しました。
これは3人に1人がDVの被害に遭っているという数字になんだそう。
いつ、誰が、DVの被害に遭うか分からない、とても恐ろしい時代になってきているんです。
そこで今回は、実際にDV被害に遭った20~30代女性20人に、DVの被害に遭わないために気を付けるべきことを聞いてきました。
1.自己主張する力を身に付ける
「私がそうだったんだけど、元彼の顔色ばかりうかがっていたから、自分の意見とか言えなかった。
どこかで勇気出さないと、自分が辛くなるんだよね。」(32歳/書店員)
DV被害に遭わないためには、この力が必要になってきます。
「嫌なものは嫌!」とはっきり言えないでいると、どんどん相手のペースに巻き込まれていく一方です。
この力を付けるためには、自尊心を高く保つことが大切になってきます。
DVのパターンは、パートナーの自尊心を壊して精神的に追い込むことが多いので、それを理解しておくだけでも自尊心を保つ1つのキッカケになります。
2.盲目になりすぎない
「相手のことが好きすぎると、何でも許しちゃうし言うことも聞いちゃう。ダメだって分かっているんだけど、捨てられたくなくて。」(26歳/美容師)
相手に盲目になりすぎてしまうのも、DV被害者の特徴の1つです。
大好きな彼だからこそ、嫌いな部分も受け入れてしまいがち。
だけど、それで本当に幸せな恋愛ができるかどうか、よく考えてみて下さい。
そこを真剣に見つめることができれば、1の力もきっと身につくはずです。
3.過度な期待を押し付けない
「私は『いつか彼は優しくなる、きっと私が望んだ彼になる』って心のどこかで思っていた。
そんな期待、自分も相手も苦しくなるだけなのにね(笑)」(25歳/花屋店員)
「DV被害者にも悪い部分はある」なんて意見をちらほら見かけますが、それの1番の根拠はこれだと私は考えています。
「彼はきっと変わる」という健気な女性ほど、DVの被害に遭いやすい傾向があります。
その期待を過度に押し付ければ、相手はさらに本性を出してあなたを傷つけることをするという、悪循環を生みます。
どこかで諦めがつけば、DVから離れられるので、諦める勇気を持つことも大切です。
4.相談できそうな友人を整理しておく
「彼とののろけ話は色んな人に話せるけど、深い話はできなかった。そういう人を1人でも見つけられると絶対、楽になれるよ。」(33歳/医療事務)
無料の相談機関などを頼るのも良いですが、1番良いのは身近に相談できる人がいるということ。
自分のことをよく知っている第三者からの意見は、とても現実的で自分のためになります。
普段から相談できそうな友人を整理しておくと、いざという時に力になってくれるかもしれません。
おわりに
DVは今や社会問題にもなっている、身近な男女トラブルです。
被害に遭わないためにも、自分自身で対策を考えておきましょう。
またこの4つはDV被害だけでなく、恋愛依存体質にならないための対策にもなります。
一石二鳥のこの対策、覚えておいて損はないはずですよ。(矢沢ゆう/ライター)
(ハウコレ編集部)